最近は、録画した番組を見ることが多く、久しぶりにリアルタイム視聴しました

その番組とは

世界の果てまでイッテQ!

 

私たちの世代では、抱かれたくない芸能人No1で不動の地位を築いた有名人の出川哲朗さんが出演する

パパラッチ出川 in カンヌというコーナーで

相変わらずの“出川イングリッシュ”を披露する出川さん

例によって、恥ずかしさのかけらも見せずに不思議な英語を連発し貴重な写真を次々とゲット!

しかし、ご自身が大好きだというクリント・イーストウッドさんが

レストランに入ろうという場面に遭遇したとき

緊張のあまり思いを伝えることができず

せっかくご本人と1mの距離まで近づいたものの写真を撮ることができませんでした

そのあとの悔しそうな様子は画面越しからでも充分伝わってきました

 

海外で何事にも動じず独自のキャラを振りまく出川さんですら

憧れの超有名人の前では言葉につまりました

    

これって就職活動で本命ではない企業のときは落ち着いているのに

本命企業になったとたんに言葉が出なくなるのと非常に似ています

では、なぜ本番で緊張してしまうのでしょうか

 

それは
自分をより良く見せたいという気持ち
が働くことが関係しています

本命というだけあって自分の実力ではなかなか厳しい企業であること

ちょっと背伸びしてでも入社したいという気持ちがあるのでしょう

 

本来の実力では難しいからこそ

過大評価してもらいたいという想いがあり固くなってしまうわけです

 

では、出川さんはどうしたでしょうか

(クリント・イーストウッドさんが)レストランの中にいるという事実は間違いないと言い

本人がレストランから出てくるまで4時間待ちました

 

そして、レストランから出てくるクリント・イーストウッドさんに

またも不思議な英語で語りかけ

見事に2ショット写真をゲットしたのでした

この成功の影には、少なくとも3つの勝因がありました

 

1つ目は、現地の情報に通じているパパラッチ「マックス」氏です

彼の情報網と判断力で、有名人の動きを先回りしてアドバイスを得ることができました。

これは、就職活動で、事前に情報を得られるよう専門家とつながっておくことと似ています。

専門家とは、キャリアセンター職員や、求人窓口になっている教員のほか、OB・OGを含む先輩。

さらには、外部の専門家であるキャリアコンサルタントなど挙げたらきりがありません。

良い味方を持つことで、自分だけで調べた情報よりも、精度が高く、成功につながる情報を得られるのです。

 

2つ目は、その場でアシストしてくれた「出川ガール」の存在です

出川イングリッシュを連発している隣で、きちんとした英語で話しかけることで立ち止まってくれたわけです。

しかも、同じ格好をして、「We are」(私たち)という事で、「この男(出川)も仲間である」ことを明確に伝えました。

これは、就職活動で、共通の言語を話し、目的を明確に伝えることに似ています。

共通の言語とは、業界の専門用語や慣わしなど、事前に業界の情報をどれだけ調べられたかがポイントとなります。

目的を明確に伝えるというのは、入社後どのように貢献できるか伝えることで、入社したいという強い意志が相手に伝わるわけです。

ただし、その後のクリント・イーストウッド氏の返答を聴く限り、出川さんのことを仲間だと思ったかどうかは分かりません(笑)

 

最後、3つ目は、もちろん出川哲朗さん本人です

自分の言動で伝えられないという失敗を一度は味わいましたが、次のチャンスまでに体制を立て直し、4時間待って次のチャンスをものにしたわけです。

これは、就職活動でうまくいかないとき、ずっと落ち込んでいるのではなく、状況をより客観的に把握し最善の一手を打てるよう諦めずに備えることとなります。

落ち込んでいて冷静さを失った状態が良い結果につながることはあり得ません

結果を出すまでは、とにかく前を向き続けることが重要です。

 

誰もが知っている有名人ですら、あこがれの人の前では緊張するのです。

慣れない(というか初めての)就職活動で緊張しない人はいません。

 

どうか、出川さんの成功体験をもとに、あなたの成功体験へとつなげていただきたいと願っています