ボドゲーマという、ボードゲーム専門の総合情報サイトに「就カツ!」のレビューが投稿されていました。

制作者の意図をここまで読み込んでいただき、制作者冥利に尽きます。
頂いたご意見と、私が考えている改善案とが重なりますので、本ブログよりコメントさせていただきます。
 

> 個人が競うのではなく、就活生全員が内定を勝ち取ることを目的としていること、すなわち、就職活動には協力が必要であるということがクリエーターの意図するところだと感じます。
 
制作者の意図を代弁していただき感謝です!
多くの場合、目標達成するには協力(チームワーク)が必要と考えています。特に、就職活動における孤立化は、非効率化だけでなく不安や過度のストレスも生み出すので、協力することで何が得られるのかを体感していただきたく思います。

 
> ゲーム進行に関しては、キャリアカウンセラーなどによる就職活動講座のような一つ一つのアクションの意味や定義を説明するフェーズとゲーム結果のフィードバックを行うことが必要だと思います
 
実は、他の方からもこのようなご意見をいただき、単体販売を休止するに至りました。
体験会を開催し、何を意図して制作したのかという想いなど知っていただくイベント等を通じてフィードバックをいただきながら、さらに改良していきたいと考えています。 
 

> 能力開発に関しても、もっと、具体的に何をしてどういう能力を向上するのかが明確でなければ、実際の就活には役立たないと感じます
 
まさにその通りでして、能力開発はゲームだけでは具体的な行動にはつながりません。
現状は就活生(時期としては、学部2年の夏〜3年の5月頃まで)に対して、「就カツ!」を使用したゲーミフィケーションによる効果を理解しているファシリテータがゲーム進行し、かつプレイヤー同士が振り返りをする時間を設けることで実際的に就職活動支援となります。
この辺り、きちんとパッケージ化したいと考えているところです。

> 就活生の能力をカードを重ねることで増減させるシステムはよいと思うのですが、ずれたりかさばったりと非常に扱いづらい

一作目ということもあり、ゲームとして楽しんでいただけることよりも、教育効果をどのようにゲームシステムに落としこむかを重視していたため、カード取り扱いを含む操作性にご満足いただけなかったというご意見を複数いただきました。
2017年秋より頒布しております第2刷では、講座・研修としてご使用いただくことを想定し、カードの右端を挟み込めるプレイヤーシートをコンポーネントに含めることで改善しております。
その他、「就カツ!」のバージョンアップをするにあたり、カードの扱いやすさや、「またプレイしてみたい」という楽しい気分になれるよう、工夫を盛り込めるよう検討させてください。

ご購入いただきプレイしていただけたことだけでも嬉しいのに、さらに詳細なレビューをいただけましたこと、心より感謝申し上げます。